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シロアリの加害習性と侵入経路
シロアリは光や空気の流れを嫌うため、普通土中や木材中に穿孔して活動しています。そうでない場合は、土壌や排泄物で加工した特別なトンネル状の通路(蟻道)を作ってその中を行き来します。
したがって、木材が被害を受けた場合も、その表面を残して内部だけが食い荒らされているのが特徴です。
ヤマトシロアリの加害習性
餌となる木材が常に湿っていることが必要なので、その被害は、風呂場、台所、洗面所、トイレなどの水周りに多く発生しますが、雨漏りや結露によって水が補給されれば、それ以外の場所でも加害が可能です。 |
イエシロアリの加害習性
自分で水を運びながら加害するため、その被害は建物全体におよびます。地中などにつくった固定した巣を中心として、最大100mの範囲で活動を行います。 |
ダイコクシロアリ・アメリカカンザイシロアリの加害習性
この2種は乾材シロアリとよばれ、水が全く供給されない乾いた木材中で加害活動を行っています。比較的少数の個体数(最大で数千頭)で木材中に深く穿孔して活動しているため、発見が非常に難しいシロアリです。 |